保護管
MATTE1
保護管に独自のコーディングを施し、耐食性の向上、寿命の短かった熱処理炉や焼却炉の環境下で長寿命化が図られランニングコストの低減が可能。熱電対のコストを2/3に、焼却炉の休止回数を1/3にすることでオペレーションを大幅に低減します。
■『マット1』の特徴
①新技術のセラミック層を形成することで耐久性能が飛躍的に向上しました。従来のコーティング技術では傾斜膜になり、基材の強度の低下がありましたが、新技術では堅牢なセラミック層の形成が可能になりました。

②曲がり特性の改善
1100℃の条件下の試験では、『マット1』の保護管は、SUH446の保護管と比較して、曲がり量が1/2から1/5以下になりました。

③使用環境に応じたカスタマイズ
劣化状態を分析し、酸化、還元、水蒸気、浸炭、塩化、硫化などの使用環境に応じた適切な材質選択やコーディングをすることにより、長時間の使用が可能となります。
特性 | 耐高温酸化、耐食、耐摩耗、耐浸炭、耐応力腐食割れ、 耐スパッタ溶着、耐高温焼付、耐溶融物腐食 |
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基材 | 普通鋼、合金鋼、鋳鋼、ステンレス鋼、超合金、ニッケル、その他 |

産業廃棄物焼却施設(二次燃焼室、約900℃)にて、継続的に寿命(断線、交換までの期間)調査を実施しました。その結果、『マット1』は通常のSUH446保護管に比べて、約3倍の寿命を示しました。